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知らなくて良いこと、知ろうとしてはいけないこと

オンラインゼミ(https://bit.ly/3lMsgHn


ある授業中。一人で考えている子に対して、周りの子がその子に関わるタイミングを探っていました。結果的には、残り5分まで放っておいて、そこから関わり始めて解決したようです。側から見ていて、「なぜ、あのタイミングだったのか?」と気になりました。


ゼミでそのことについて質問をしてみると、回答はそれは人によりけりで、組み合わせの問題ということ。授業中の生徒の言動で教員が「なぜ?」と思うことはあるが、教師はそれを知ろうとしてはいけない。頭に思い浮かべることもしなくて良い。それを決めるのは子供であって、教員にはわからないと覚悟しなければならない。その子たちがやりとりを続けていくうちに、この子とこの子の組み合わせのときにはこういう差異を持ってやる、どれぐらいでやるかっていうのは子供が決める。それは言語化できないほど複雑なロジックになる可能性もある。教師としてなぜそうなるのかということを知りたい気持ちはわかるが、重要なのは、そういうことを解決することを、より多くの子供たちに経験させるにはどうしたら良いかと考えること。授業中に子供の動きを目で追いすぎると、無意識にお世話係を作ることになってしまう。見られていることはその子もわかっているから。だから全体に向かって今日の目標は達成したかを語る程度で良い。


ということでした。

ストンと落ちました。よくよく考えたら、私がそれらを知ったところで、解決できることは何もないってことです。問題を解決するのは子供たち。

私のやるべきはベクトルを与えて、あるべき姿を語り評価する。

頭でわかってはいても、徹底できていないのは私がまだまだ工業化社会のコードに縛られているということですね。