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学び合う能力を教える??

子供たちが学び合う能力は教えなければならないか? 『学び合い』においては、それが不必要であり、学び合う能力はDNAに組み込まれていると考える。

子供の有能さは引き出さなければならないし、大人の仕事はそれを引き出すための様々な手立てをすることだと考える人もいる。しかし、本当は大人が邪魔しなければ、子供の有能さは表出する。

「学び合う能力は生まれつきの能力である」ことが基本前提で、その根拠の1つは、ヒトは群れ、かつ言語というコミニケーション手段を持っている。そのような種が、学び合う能力を生まれつき持っていないならば、数百万年の生存競争で生き残れない。つまり、生まれつきの能力と考える方が、生物学的に妥当性がある。

もう1つは今までのいろいろな調査で、ごちゃごちゃやらなくても子供たちは学び合えることが明らかになっているから。

大人がやるべきは、学び合う能力を教えるのではなく、学び合う能力を邪魔しないこと。学び合う能力というヒトの基本的能力を、大人が加えたり、引いたりすることはできない。逆に大人が学び合うというヒトの基本的能力を無力化することもできない。邪魔はできても、無力化することはできない。鳥を籠で育てて大空を羽ばたくことをお邪魔したとしても、鳥はその狭い籠の中で一生懸命飛ぶ。そして一度籠から解き放てば、大空に羽ばたく。鳥の飛ぶ能力とはそういうもの。