高3生が現場実習の報告会をしました。
クラスのある子の話。6月の実習でお世話になった事業所では、初日の巡回で私が感じた「嫌な予感」が現実になってしまった。簡単に言うと、いろいろ相性が合わなかった。それもその子の力、働くとはそういうものと言われればそれまでだが。評価表の内容は言わずもがな。
10月の実習。別の事業所でお世話になった。前回とは対照的に「うまくいきそう」な予感。案の定、評価表は前回のものと比べると「これ、本当に同じ子の評価なの?」という感じだった。
もともと誠実で真面目な子。この数ヶ月で何かを徹底的にやったわけではなくて、今まで通りのことを淡々とやっていた。その子のパフォーマンスそのものが劇的に向上したわけではない。
何がこの評価の差に繋がったのか?双方の話を聞いて突き詰めると、相性に尽きるのかなと思った。
「何を仕事にするかより、誰と仕事をするかが自分にとっては決定的なことだった」と本人。問答を繰り返してきたことが、ほんの少しだけ実ったのかなと感じて、すこし嬉しい気分です。