主体性の評価について、ゼミで質問した。
「主体性を評価することの意義を感じなければ、まともにやる必要はない」という回答だった。主体性について学術的定義がないわけだから、評価だって本来できない。
主体性と聞くと、大半の人は個にフォーカスして他者との関わりを断ったり限定したりする。そこからオリジナリティを引き出そうとする。
「オリジナリティは99%以上が他者からの受け売りであって、それはノーベル賞レベルでも同じ。他者との関わりなしにオリジナリティは生まれない」と聞いた。あのピタゴラスの定理でさえ、本当はピタゴラスの「弟子たち」の定理と言われるくらいだ。数多くの人と知恵が集まったことで成せる技。
「個々が何かを成すために他者と関わるという判断をした」ことも立派な主体性かなと思います。
