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12/3オンラインゼミ振り返り

オンラインゼミ(https://jun.edusalon.net

 

⚫️子ども個々の問題は解決できないしわからない

→わかるわけがない。長年連れ添った妻でさえわかっていると思って今でも地雷を踏むことが山ほどある。できることは言いたいことを言わせてひたすら聞くのみ。「できないから何もしない」がまずいのであれば、そこは無駄だから無駄じゃないところにエネルギーを費やして、自分のできることを見極めてやる。

 

⚫️九九や漢字ができなくても良い

できないことをその集団がどう解決するかの方が重要。将来を見据えてその次元を目指していることを理解させれば、その時できるかできないかの価値は相対化させることができる。そうすれば、子どもたちがまた別の姿を見せてくれる。

 

⚫️知識や技術は獲得した時にインデックスがつく。同じ計算問題でも理科の時と数学の時と社会の時では正答率が違うという研究がある。知識や技能は似たような状況にあるときのみ活性化する。数学でできたのに、理科でできないのはインデックスが違うから当たり前。個々のスピードの差は経験からインデックスがどれだけあるかの差。索引のない辞書から必要な単語を引っ張り出すのは誰でも大変。

 

⚫️知らない者同士が新しいグループを作り同じ作業をする研究がある。最初は無言やスルーされても恥をかきない程度の独り言がポツポツ出る。どこかのタイミングで「私もそう思う」という言葉が出た瞬間から、ガラリと変わる。はじめなかなか話せないのは、自分の考えを肯定的に捉えてくれる相手かどうか認識できないから。新しい職場の初めの会議でいきなり手を挙げて物を言える人はそういないのと同じ。

 

⚫️身に付くとは?

認知心理学では自動化といい、なぜできるか言語化できない状態。なぜ歩けるか、口笛を吹けるか説明できない人はほとんど。身についているから。そう考えると学校教育で一生懸命教えていることで身についているものってあるだろうか?その時点でできることって、その時点で必要なもの。

 

⚫️人は変えられないけど、集団は変えられる。集団の中には変えられる子はいるし、その変えられる子が周りを変えることができる。生徒指導は個々ではなくて全体にする。指導している先生も「この子は指導してもダメかも」と思うような子もいる。B29に竹槍を突いていた人たちのように無駄とわかっていても何もしないことへの罪悪感から逃れたいからやっている。無駄で何もしないのはまずいなら、先生が変えられなくてもクラスの友達なら変えられるだろうから、その子をなんとかするより、クラス経営にエネルギーを注ぐようにする。

 

⚫️この子ができないのはこの子の責任ではなくて、みんなの責任。その子を放っておいてそれが拡大するとみんなが損をする。

 

⚫️失敗は失敗として認めた時に確定する。ニクソンが同じようなこと言ってましたね。

 

⚫️アメリカの大学と違い、日本の大学は文部科学省の補助によって成り立っている。補助によって成り立っているから大学は言うことを聞かなくてはならない。文部科学省は大学を潰すことを嫌う。自分たちの認可したものが潰れるということは、自分たちの認可したものがおかしいと認めることになるから。護送船団方式だから落とすことができない。全然勉強をしていない大学生も卒業ができる。ところがアメリカはそういう方式をとっていないから、多めに取ってどんどん落としている。だからアメリカは大卒という資格に対して質保証がされている。日本で大卒が資格にならない所以。

 

⚫️授業で班は固定しない。固定すると流動性を担保できなくなる。班を誰が作るかが大切で、先生が作るのは❌。子どもたちが班を作れば、子どもたちが納得すれば班を変えられる。多様性や流動性が保証できる。先生がその班がうまくいっているかどうかは判断できない。できるのは子どもたち。

 

⚫️子ども集団を信じる。先生でも気付くようなことは30人の子どものうち誰かは必ず気付く。みんなが気付かなくても、周りの子たちはそれが良いものであることはわざわざ先生が言わなくてもわかる。子どもたちにできないことを先生が介入してできたところで、結局先生がいないところではできない。

 

⚫️先生が足りないのは学校数とクラス数が多すぎるから。統合が減少に追いついていない。今後の課題は子どもたちが広域通信制に流れるという流れがはっきり見えてくるということ。全国的には1学年30人で1クラスなんてざらで、2割は全校で30人という現状。そこで先生が心の病で倒れたら学校が回らなくなる事例からも明らか。N高校も毎年倍々で増えてるし。。。

 

⚫️アメリカの社会学者・マーク・グラノヴェッターが「弱い鈕帯の強み」において、失業して再雇用される理由は知人の紹介であると説いた。地元で人的ネットワークを作る理由である。

 

⚫️教員の退職金はおそらく2000万円。年金は210万円。平均寿命は医学の進歩で伸びているし、退職後に30年くらい生きたとして、最低限今の生活を維持するには、月々の不足分を考えると1500万円〜2000万円は必要。貯金では無理。やはり長期分散投資や高配当ETFで確実に老後資金を増やさないと、家族を守れない。

 

⚫️対話に必要な理論と枠組みを獲得するには?

→大体の人は話し方に理論があると勘違いするけど、実はそれがないというのが理論。相手によっていろいろ探れば良い。答えはひとつじゃないけど、何でも良いわけでもない。それを探り合うのが良い。これはAIにはできないこと。だから、勉強にしても何にしても人と一緒にやる方が良い。

 

⚫️多様で多数の人と繋がるには?

→毎日発信すること。続ければ繋がってくる(そういえば、今年一年続けたことでかなりの人との繋がりが増えたなぁ)。その繋がりは細くても良い。多様であれば良い。フリーライダーにならないように、Win-Winの関係を作る。