子どもたちの夏の宿題を見ていて、「ひとりで勉強するって効率悪いなぁ」としみじみ感じてしまいました。わからなければ、答えを見るしかない。ワンクッション入れて調べるということをさせたとしても、本人が「調べてでも知りたい」というモチベーションを持たないと、調べようと丸写ししようと、その後の印象は大して変わらない。「テストがあるからやろう」なんて言おうもんなら、子どもたちに見切られる。
ある日、子どもたちが友達と一緒に勉強した。自分が理解したいという思いは薄くても、「友達にわかってほしい」という付加価値みたいなのが、常についてまわる。会話や表情から子どもなりの必死さが伝わる。「アレ使ったら？これ使うと楽だよ？」なんて助太刀は必要ない。モチベーションが友人との関係性から引き出されてくる。モチベーションを帯びた「調べたい」が発生する。相乗効果になる。
不思議だけどやけに納得のいった夏のワンシーン。
